極上社長に初めてを奪われて、溺愛懐妊いたしました
「どうして……」


彼にはまだ話していないはずだ。それなのに、どうして私のお腹に彼の赤ちゃんがいるのを知っているのだろう。


「奏介から聞いた。ごめん。俺、何も知らなくて」

「いえ。私こそ黙っていてすみません。話すタイミングがなくて。それに、困らせてしまったらどうしようかと思ったら言い出せなくて……」


小さな声でそう告げて、私はそっと俯いた。

今もまだ千紘さんの反応がこわい。

私の妊娠を知って、彼はどう思ったのだろう。

こわくて、彼の顔をまっすぐに見られない。

すると、私の手を握る千紘さんの手の力がいっそう強まる。


「困るわけないよ。桃子のお腹に俺の子供がいると思うと嬉しい」


その言葉に私はハッと顔を上げた。
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