極上社長に初めてを奪われて、溺愛懐妊いたしました
それからすぐに食前酒が運ばれてきて、前菜、スープ、魚料理、肉料理の順番に食べ進めた。

千紘社長のオススメのお店だけあって、どの料理もとても美味しかった。ワインもとても飲みやすくて、少し飲み過ぎてしまったかもしれない。

デザートにいたっては、ワゴンで運ばれてきた数十種類の中から好きなものを三品選べて、どれにしようかととてもわくわくした。

そうして一通りの食事が終わり、今は食後のコーヒーを飲んでいる。ちなみに、コーヒーが苦手な千紘社長はハーブティーだ。


「ひとつだけ聞いてもいいかな」


カップをソーサーへと戻した千紘社長が少しためらいがちに口を開いた。


「もしかして、笹崎さんが食事の約束をしていた相手は彼氏だった?」


そう告げて、目の前の千紘社長が困ったように眉尻を下げて私を見つめる。
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