先生がいてくれるなら①【完】
いつの間にか先生は元バイト仲間の皆さんとリョウさんの5人で楽しそうに話をしていて、私の隣にユキさんが座った。
「明莉ちゃ~ん、女子会しよ~」
「はい、しましょうしましょう!」
「女子会って言うか、孝哉の暴露大会でもしようか~」
うん。それは素敵な提案です、ユキさん。
と言うか……
「ユキさん、酔ってます?」
「ほろ酔いぐらいだよー。飲んでないと後で『あれは酔った勢いだった』って言い訳出来ないでしょー? しらふだと後で孝哉に殺されるからねー」
さ、さすがユキさん、私よりずっと先生の事をよく分かっていらっしゃる。