先生がいてくれるなら①【完】

いつの間にかユキさんは結構酔っていたらしく、最初は小さめの声で話していたのに、だんだん声のトーンが大きくなっていて──。


当然、先生の耳にも聞こえてしまったようで……。




「──有紀さん、ちょっと黙っててもらえます?」




先生がとっても怖い顔でユキさんを睨んだ。


わ、私は何も悪くない、はず……。


ハイド藤野先生、コワイ──。


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