心のない女の子と身体のない僕
〜1〜
「おはよう!もっちー!」
「お、おはよう…ひかりん。」
「どうしたの?元気ないね。」
「だ、大丈夫。なんでもないよ、」
「それなら良かった〜!も〜、びっくりさせないでよ〜。」
「ご、ごめんね…心配かけちゃって。」
「何言ってんの?もっちーは私の大切な友達じゃん!いつでも相談に乗ってあげる!」
「ありがとう。じゃあ、今日の放課後空いてる?」
「空いてるよ??????????」

「で、どうしたの?」
「実は私、昨日交通事故にあいそうになったの。」
「えっ!?大丈夫!?怪我とかしなかった⁉︎」
「うん、私はね。でも、私たちと同じ制服を着た男の子が私を助けた代わりに亡くなった。」
「えっ!?うそっ!?」
「ううん、本当。私も何度も現実逃避しようとしたけどその光景がずっと頭から離れない。その男の子、私が殺したも同然だよね。」
「ううん!絶対違う!悪いのは信号無視したその車の運転手だよ!だってもっちーはしっかり青信号で横断歩道を渡ろうとしたんでしょ!」
「うん。だけど青だからってあんまり周りを見なかったから、私も悪いよ…」
「そんなに自分を責めないの!・・・で、もっちーはどうしたいの?」
「私は、・・・その人に助けてくれたお礼がしたい!」
「なら話は簡単!その男の子って同じ制服だったんでしょ。じゃあ先生に聞けばわかるんじゃない?その人の名前と住所が。」
「そうだね!ありがとう、ひかりん。ひかりんに相談して良かった!明日聞いてみる!」
「うん、そうしなよ!で、私も付いて行こうか?」
「ほんと!?ありがと〜。ひかりんが一緒だとすごい心強いよ!」
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