心のない女の子と身体のない僕
〜3〜
「三谷原市って結構近いね。これなら、1時間もしないうちに着くかも。」
「そうだね。」
そこからは、何も会話をせずに現地へと向かった。
ただ黙々と・・・
「着いたー!!てか登り坂多っ!疲れたよ〜。」
「・・・」
「だいじょーぶ?」
「う、うん。」
「もしかして櫻葉先輩の両親に会うの緊張してる?」
「そ、そんなことないよ…あはは」
「本当は何か言われるかもって恐いんでしょ、」
「・・・実はね、『あんたが殺したんだ!』って言われるかもって思って恐いんだよね。」
「大丈夫だよ。先生が言っていたじゃない、とても優しい方々って」
「そうなんだけどね・・・」
「勇気出してチャイム鳴らそ!ね!?」
「わ、わかった」
(ピンポーン)
『はい、どちら様ですか?』
「こんにちは、いきなり押しかけてすいません。私たちは春紀先輩に線香を上げたいと伺いました。
望月遥と前原希明です、上がってもよろしいですか?」
『もちろんいいですよ。今開けますね』
(ガチャ)
「わざわざありがとうね、きっと春紀も喜んでるよ」
「・・・ごめんなさい!!!」
「えっ、いきなりどうしたの!?」
「実はあの交通事故は私が死ぬはずでした。春紀先輩は私を庇って代わりに亡くなってしまいました。」
そこから私はすべて話した。櫻葉先輩とはただ同じ高校に通っている先輩後輩と言うだけで何の関わりもない事、事故が起きた時の状況、私の償いたい気持ちを全て・・・
「そう、だったのね。あの子、自分のことより他人を優先しちゃう子だから、まったくもう。」
「本当にごめんなさい!私さえ周りを見ていれば・・・」
「いいのよ、別に。これが運命だったのよ。しょうがないわ。それにあなたは何も悪くない、償いなんて必要ないわ。ただあの子の分も一生懸命生きていて。それだけで私は充分よ。」
「あ、ありがとうございます!」
私の目頭には感謝の涙で溢れていた。
(なんて優しい方なのだろう)
「じゃあ、お線香あげたら、ご飯食べて行って!お腹空いてるでしょ?」
「「ありがとうございます!」」
数時間後・・・
「「お邪魔しました!」」
「また来てね。」
「「ありがとうございます!」」
「いい人だったね」
「うん、とてもいい人だった。」
「次は槇原市だね。」
「そーだね」
「多少は落ち着いた?」
「うん、ありがとう。」
「きっとひかりんが居なかったらここまで来れなかった。」
「どーしたの?急に」
「ううん、何でもないよ」
「そっか。じゃあ行こう!」
「うん!」
(これが終わったら自殺しよう。あのお母さんは、一生懸命生きてって言ってくれたけど、私としては、死んで償いたい。櫻葉先輩と同じように、道路に飛び込む。それでいい。)
私は管理人から渡された合鍵を取り出して部屋に2人で入った。
「ずいぶん殺風景だね、この部屋。もっちーもそー思わない?」
「・・・・・⁉︎」
「どーした?」
「ひ、ひかりん!私たちの前に、さ、さく、櫻葉先輩がいる!!」
「何言ってるのもっちー!!いるわけないよ!だって、さ、櫻葉先輩は、し、死んだんだよ!」
「三谷原市って結構近いね。これなら、1時間もしないうちに着くかも。」
「そうだね。」
そこからは、何も会話をせずに現地へと向かった。
ただ黙々と・・・
「着いたー!!てか登り坂多っ!疲れたよ〜。」
「・・・」
「だいじょーぶ?」
「う、うん。」
「もしかして櫻葉先輩の両親に会うの緊張してる?」
「そ、そんなことないよ…あはは」
「本当は何か言われるかもって恐いんでしょ、」
「・・・実はね、『あんたが殺したんだ!』って言われるかもって思って恐いんだよね。」
「大丈夫だよ。先生が言っていたじゃない、とても優しい方々って」
「そうなんだけどね・・・」
「勇気出してチャイム鳴らそ!ね!?」
「わ、わかった」
(ピンポーン)
『はい、どちら様ですか?』
「こんにちは、いきなり押しかけてすいません。私たちは春紀先輩に線香を上げたいと伺いました。
望月遥と前原希明です、上がってもよろしいですか?」
『もちろんいいですよ。今開けますね』
(ガチャ)
「わざわざありがとうね、きっと春紀も喜んでるよ」
「・・・ごめんなさい!!!」
「えっ、いきなりどうしたの!?」
「実はあの交通事故は私が死ぬはずでした。春紀先輩は私を庇って代わりに亡くなってしまいました。」
そこから私はすべて話した。櫻葉先輩とはただ同じ高校に通っている先輩後輩と言うだけで何の関わりもない事、事故が起きた時の状況、私の償いたい気持ちを全て・・・
「そう、だったのね。あの子、自分のことより他人を優先しちゃう子だから、まったくもう。」
「本当にごめんなさい!私さえ周りを見ていれば・・・」
「いいのよ、別に。これが運命だったのよ。しょうがないわ。それにあなたは何も悪くない、償いなんて必要ないわ。ただあの子の分も一生懸命生きていて。それだけで私は充分よ。」
「あ、ありがとうございます!」
私の目頭には感謝の涙で溢れていた。
(なんて優しい方なのだろう)
「じゃあ、お線香あげたら、ご飯食べて行って!お腹空いてるでしょ?」
「「ありがとうございます!」」
数時間後・・・
「「お邪魔しました!」」
「また来てね。」
「「ありがとうございます!」」
「いい人だったね」
「うん、とてもいい人だった。」
「次は槇原市だね。」
「そーだね」
「多少は落ち着いた?」
「うん、ありがとう。」
「きっとひかりんが居なかったらここまで来れなかった。」
「どーしたの?急に」
「ううん、何でもないよ」
「そっか。じゃあ行こう!」
「うん!」
(これが終わったら自殺しよう。あのお母さんは、一生懸命生きてって言ってくれたけど、私としては、死んで償いたい。櫻葉先輩と同じように、道路に飛び込む。それでいい。)
私は管理人から渡された合鍵を取り出して部屋に2人で入った。
「ずいぶん殺風景だね、この部屋。もっちーもそー思わない?」
「・・・・・⁉︎」
「どーした?」
「ひ、ひかりん!私たちの前に、さ、さく、櫻葉先輩がいる!!」
「何言ってるのもっちー!!いるわけないよ!だって、さ、櫻葉先輩は、し、死んだんだよ!」


