異能者達の宴~夢の競演特別編~
とはいえ、たった二人だ。
あの異形者とまともに張り合うには戦力不足。
「ななみちゃん」
俺は振り返る。
「多分俺と哲平大怪我するから…手当ての準備よろしく」
「え…?」
少し驚いた声を上げるななみちゃんに背を向けて。
「いくぜ哲平!」
俺は左目の呪眼に魔力を流し込んだ。
イメージするのはロケットランチャー。
もう出し惜しみしている余裕はない。
残る魔力を全て注ぎ込む。
半身になって右手をかざし。
「いっけぇえぇっ!」
巨大な魔力の矢を撃ち放つ!
矢は一直線に飛んでいくものの。
「!」
異形者は先程までは見せなかった敏捷な動きで、矢を回避した。
奴め、運動能力まで向上したっていうのか!
だけど。
「その程度想定内だよ」
俺はニッと笑う。
回避された筈の矢が…「!」
軌道修正して、再び異形者目掛けて飛翔、見事直撃した!
俺は魔力の矢に『追尾』の効果を付加させていたのだ。
あの異形者とまともに張り合うには戦力不足。
「ななみちゃん」
俺は振り返る。
「多分俺と哲平大怪我するから…手当ての準備よろしく」
「え…?」
少し驚いた声を上げるななみちゃんに背を向けて。
「いくぜ哲平!」
俺は左目の呪眼に魔力を流し込んだ。
イメージするのはロケットランチャー。
もう出し惜しみしている余裕はない。
残る魔力を全て注ぎ込む。
半身になって右手をかざし。
「いっけぇえぇっ!」
巨大な魔力の矢を撃ち放つ!
矢は一直線に飛んでいくものの。
「!」
異形者は先程までは見せなかった敏捷な動きで、矢を回避した。
奴め、運動能力まで向上したっていうのか!
だけど。
「その程度想定内だよ」
俺はニッと笑う。
回避された筈の矢が…「!」
軌道修正して、再び異形者目掛けて飛翔、見事直撃した!
俺は魔力の矢に『追尾』の効果を付加させていたのだ。