俺のボディガードは陰陽師。~第四幕・夜に抗う~

麗華さんも緊張なんてことあるのか。


「オホホホ!ピンチにどれだけ切り抜けられるかが、人間そのものの技量ですわ!…そう言えば伶士さん、残念でしたね」

「え?」

突然、皆目見当がつかない話を振られて、首を傾げてしまう。

そんな俺の様子を見て、まだ高笑いが止まらないようだ。

「オホホホ!…嫌ですわ?伶士さん。意中の女性のことですよ?お断りされて、本当に残念ですわ。お会いできることを楽しみにしてましたのに」

「…あ、その事ですか」

麗華さんに、まだ見ぬなずなを連れてこいと言われていた話のことか。

麗華さんも、舞絵同様お節介というか…面倒見が良いのか、ただの好奇心なのか。

「いえ、今日は都合が悪かったみたいなんで。忙しいヤツですから」

「でしたら、またの機会に?個人的に会わせてくださっても構いませんのよ?」

「いや…」

本当お節介だな。仲人になろうとしてんの?

恥ずかしいでしょ。普通に。

でも、弟のように可愛がってくれているので、余計なことは言わない…。

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