俺のボディガードは陰陽師。~第四幕・夜に抗う~
ピンクの竜堂に対する底知れない強い独占欲が招いた惨劇だった。
あまりにもイケメン過ぎて、犬にまで愛されるとは…。
そして、恨み辛みで死んでいき、死霊となったピンクは、彼女を襲った。
…大量の犬の悪霊を連れて。
大量、というと数にしては101いるという話だ。
その101匹のワンちゃんの悪霊が、彼女の体内のあらゆる部分に取り憑いて離れないという由々しき事態だったらしい。
101匹ワンちゃん?某子供向けアニメ映画?
…と、いうにはおぞましい物語だ。
そして、大勢で竜堂の彼女を攻撃したその結果。
それを護ろうとした彼女の守護霊が、消されてしまった。
守護霊の存在そのものが、抹消されてしまったのだ…!
『守護霊が抹消?…そんなこと、あるんですか?』
『無いわけじゃないけど、大変な事態なんだとよ』
ピンクの仕業…?
エサに風呂、トリミングでペットショップに連れてったり、あれだけ散々世話してやったのに。
生理中はオムツも交換してやったのに!
恩を仇で返しやがってあのクソ犬。
よりによって、一番おまえの死を涙流してわんわん泣いていたヤツを傷付けるとは!
許されないわ!…殺す!
…あぁ、もう死んでるんだっけ。