俺のボディガードは陰陽師。~第四幕・夜に抗う~
半信半疑だったらしいが、先程繰り広げられた除霊を目の当たりにしていた竜堂は、それを一概に否定することは出来ず。
その契約が終了した後、彼女は本当に目を醒ましたため、信じざるを得なかったのだ。
悪霊、妖怪、魔族、異世界、そして神の存在。
普通の人間には使えない力を使う人間の存在を。
…しかし、彼女が目覚めて元通りになったとはいえ。
それで終わりではなかった。
彼女は『守護神』と契約した『神童』となり、『神の力』を持ってしまったのだ。
『…いつもどこで何してんのかわからなくなったと思えば、実は、俺の知らないところで妖怪や魔族と戦ってました…なんて、ビビるだろ?!』
当時は、妖怪…魔族までもが度々出現するという危機迫った状態が始まっていて。
彼女は、度々出現する輩の対応に追われていたのだという。
パン屋の娘であり、パン職人を目指していた彼女は、ほぼ毎日焼いていたパンを一切焼かなくなり。
会う時間も減り、学校にも来なくなって疑問に思い始めた竜堂。
その事実を知ったのは、彼女が度重なるバトルで衰弱し、病院に入院した時だった。