俺のボディガードは陰陽師。~第四幕・夜に抗う~


しかし、竜堂の彼女の場合。

守護神を呼んでも、その姿は現れない。

他の神童とは違って、守護神は彼女の『中』に現れる。



守護神が彼女の体に憑依する、というのだ。



二重人格のように、全く別の人格…守護神の人格が現れ。

彼女の体そのものを自分の体のように使って、敵と相対する。

戦闘能力そのものは高いが、その分肉体へのダメージが高い。



『…何で、そんなことになっちゃったんですか?』

『契約した守護神がちょっと特殊なんだってよ。二つの顔を持ってるというか、一人で二つの身分を兼任してるっていうか…公爵兼伯爵みたいな…』

『は?』

神に公爵?伯爵?…意味が全くわからん。



それゆえ、彼女はいつも傷だらけでボロボロとなり。

戦いで衰弱しては入院、療養を繰り返す。

点滴をしながら、病院のベッドに横たわって眠っている彼女の顔を見て、いつも思うことは。




ごめん。本当にごめん。

おまえがこうなってしまったのは、俺のせいだ。

俺があんなクソ犬飼っていたから、こういうことになってしまった。



もう、謝罪の言葉しかなかった。

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