俺のボディガードは陰陽師。~第四幕・夜に抗う~

『魔族は人間を喰らう』という事実、耳にする度に、恐ろしく気持ちの悪いモノを感じていたけど。

それを大掛かりに行おうとしていたのか?




《二年ぐらい前に、ここ札幌を巡って陰陽師さんらや人間と悪い妖怪が死闘を繰り広げていたって、話…信じる?》

《この世の一般市民にとっては、魔力とは抗えないモノ。それを逆手に支配を目論んだ》




この地を、餌場にし。

人間を排除して、この世界を手に入れようとしたのか…?




「…人間とは、愚かな生き物だよ。何の力も無いくせに、自我を持って生きる存在そのものが…」



…そう解釈した後のその一言は、背筋を凍らせる。



「…まあ?何の力も無いから、術も無いから、平気で相手の心を抉ることが出来るんだろうけど?…何の力も持たない人間のくせに、力を持っているかのように振る舞う…非常に愚かだよ」



そして、スッと手を差し出して指を差す。

その方向は…兄貴の傍にいる、麗華さん。



「力を持たない人間のくせに、僕たちに抗おうとする…その女みたいにね?」



麗華さんが…?!


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