背中合わせからはじめましょう  ◇背中合わせの、その先に…… 更新◇
彼女のいない夜…… 悠麻
 スラリとした美人に手を振る姿を見てほっとした。
 空港に着くまで、正直、彼女が誰と旅行にに行くのか気になって落ち着かなかった。


 「気を付けて行ってこいよ」


 彼女に声をかけ、その場を離れた。


 空港を出る前に、もう一度彼女の方へ振り返った。

 もしかして、彼女も俺の方を見てるんじゃないかと、わずかな期待をしてみたが……


 楽しそうに、友達と並んで歩く姿が見えた。

 二人が並んで歩く姿は、混雑した空港の中でさえ一目を引く。
 また、いらぬ不安に、胸がモヤモヤしだした。
 うまい事、彼女の後を付いて行く方法がないものだろうか? そんな事が頭を過った。
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