背中合わせからはじめましょう  ◇背中合わせの、その先に…… 更新◇
 ~美月~

「美月ちゃん、本当に綺麗よ。おめでとう。悠馬にはもったいないわ。これから、私達本当の姉妹になるのよ、仲良くしましょうね」

「お姉さん。ありがとうございます。こちらこそ、よろしくお願い致します」


「おいおい。美月は俺の嫁なんだから、勝手な事するなよ」

「あら。こんな綺麗な妹が出来たんだから、嬉しいじゃない。そろそろ時間ね。行きましょうか?」

 お姉さんが、長いドレスの裾を持ち上げてくれた。



 沢山のバラが飾られたテーブルの前に、彼と並んで立った。

 お義兄さんの合図で、ピアノの前に座っているお義姉さんが、音を奏で始めた。


 私達はお互い顔を見合わせ、ニコリと微笑んだ。


 ピアノの音に合わせ、目の前のパーテションがゆっくりと開き出した。


 なんだかんだと、騒がしい声が聞こえてきてたが、パーテンションが開いた事に気付いたようで、ぴたりと話し声が止まった。


 私と彼は、深々と下げていた頭をゆっくりと上げた。
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