背中合わせからはじめましょう ◇背中合わせの、その先に…… 更新◇
こんなところで立ってちゃだめだ、座りなさい」
彼の父が立ち上がって、席を譲ろうとしてくれた。
「大丈夫です。私も気づいたのが、先週の事なので」
肩を竦めて笑ってみせた。
彼には、一緒に婦人科に行ってももらった。その時の彼は、今にも泣きそうな顔をしていた。
私の子供だもの、一筋縄ではいかないと思う。でも、この時の彼を見たら、なんとかなるんじゃないかと思えた。
「何て事でしょう。お見合いで、同棲、できちゃった婚だなんて。順番がおかしすぎるわ」
ママが、大きな指輪をはめた手を額に当てた。
「よく言うわよ。そもそも、お見合当日に私達をホテルに監禁なんて、おかしな事をしたのはママ達でしょ?」
今までの出来事を思い出し、呆れて言ってみたのだが……
「なんだか、突然の事で混乱しているけど、美月さん、本当におめでとう。こんな息子ですけど、美月さんが居ないとダメみたいだから、よろしくお願いしますね。困った事があったら、なんでも相談してね」
「ありがとうございます。お義母様。いたらない事も多々あると思いますが、よろしくお願い致します」
私は、頭を下げた。
なんだかんだ言っても、皆に祝福されている事が、どれだけ幸せな事なのか……
目の奥が熱くなった。
「そろそろ、よろしいですか。教会の方で皆さまがお待ちです」
お義兄さんの言葉に、皆が顔を見合わせて立ち上がった。
彼の父が立ち上がって、席を譲ろうとしてくれた。
「大丈夫です。私も気づいたのが、先週の事なので」
肩を竦めて笑ってみせた。
彼には、一緒に婦人科に行ってももらった。その時の彼は、今にも泣きそうな顔をしていた。
私の子供だもの、一筋縄ではいかないと思う。でも、この時の彼を見たら、なんとかなるんじゃないかと思えた。
「何て事でしょう。お見合いで、同棲、できちゃった婚だなんて。順番がおかしすぎるわ」
ママが、大きな指輪をはめた手を額に当てた。
「よく言うわよ。そもそも、お見合当日に私達をホテルに監禁なんて、おかしな事をしたのはママ達でしょ?」
今までの出来事を思い出し、呆れて言ってみたのだが……
「なんだか、突然の事で混乱しているけど、美月さん、本当におめでとう。こんな息子ですけど、美月さんが居ないとダメみたいだから、よろしくお願いしますね。困った事があったら、なんでも相談してね」
「ありがとうございます。お義母様。いたらない事も多々あると思いますが、よろしくお願い致します」
私は、頭を下げた。
なんだかんだ言っても、皆に祝福されている事が、どれだけ幸せな事なのか……
目の奥が熱くなった。
「そろそろ、よろしいですか。教会の方で皆さまがお待ちです」
お義兄さんの言葉に、皆が顔を見合わせて立ち上がった。