背中合わせからはじめましょう ◇背中合わせの、その先に…… 更新◇
「美月、ちょっといいか?」
パパの言葉に、寝ころんだまま顔を上げた。
うわーっ。マジか……
数年に一度だが、両親そろって話があると言う時は、大抵良い話ではない……
嫌な予感がする…
起き上がった方がよさそうな雰囲気に、取り合えず体を起こした。
一体何があったのだ?
とうとう、パパの会社が潰れたか? まあ、このおっさんだ、仕方ないかもしれない……
もしかして、おじい様に何かあったのか? もう、八十歳になる。体調が悪くなるのも仕方ない……
それなりに覚悟を決め、一応背筋を伸ばし向かい合った。
同時に、ママがテレビのリモコンに手を伸ばした。一気に部屋の中は静かになる。
あー、この番組、見たかったのに……
パパの言葉に、寝ころんだまま顔を上げた。
うわーっ。マジか……
数年に一度だが、両親そろって話があると言う時は、大抵良い話ではない……
嫌な予感がする…
起き上がった方がよさそうな雰囲気に、取り合えず体を起こした。
一体何があったのだ?
とうとう、パパの会社が潰れたか? まあ、このおっさんだ、仕方ないかもしれない……
もしかして、おじい様に何かあったのか? もう、八十歳になる。体調が悪くなるのも仕方ない……
それなりに覚悟を決め、一応背筋を伸ばし向かい合った。
同時に、ママがテレビのリモコンに手を伸ばした。一気に部屋の中は静かになる。
あー、この番組、見たかったのに……