しかくかんけい!
────「え、けーき?」
そう言ってしょーくんは口に当てかけたサイダーを下ろす。
「うん!愛莉と行くはずだったけど、そらくんと会う予定できたって言われたから……」
「へえ、クリぼっち確定なんだ、かわいそう」
「うっ。べ、別に寂しくないし!」
じゃあなんで俺誘ってんの、とあきれたように笑う君の顔もサマになりすぎて見てられなくて。
そこにしょーくんがいただけだから!ふん!と顔を背ける私は何やってんだと内心焦って気が気じゃないんだバカ。
教室を出たしょーくんたちのあとを追って一人になった奇跡の瞬間があったから今日は運勢1位だとか舞いあがってダッシュしたんだバカ。
読点打ってよバカ。
そんな感じでバカな真似してたら、はあ、とため息が聞こえて。
その手はぽんぽんと私のつむじで跳ねて。
「暇でかわいそうなハナを放っておくわけにはいかないね」
と蜜を吐いて、違った毒を吐いて、承諾してくれたんだ。