しかくかんけい!

「あ、しょーくんもコーヒー好きなんだね」

しょーくんはコーヒーカップ片手にケーキ皿をテーブルへ置いて、まあね、と腰かける。


「……俺“も”?」

「うん、そらくんもよく飲んでたなあって思い出したから」


なんてことなく軽い気持ちでそう言った。
そこに、深い意味はなかった。

だけどしょーくんは、ふうん、と深い笑みをこぼして。


「そらっちに告白されたよね」


ずず、とコーヒーをすする音と同時にぐふっという音。
後者は喉に詰まった私のケーキ。


「ななななんで知ってるのっ」

「ビンゴなんだ」

「でっ、でも断ったもん、愛莉への気持ちもやっと気づいたみたいだし、今ごろきっと…」

「あーあ、もったいない」

「え……」


もったいない、って。


「そらっちにしとけばよかったのにね」

「な、なんで……っ」


ぎゅ、とフォークを握りしめる。

そうしないと、


「彼なら、ハナを大切にできるのに」


うまく、息が、できなくなっちゃう。


「っ……、あはは…」


ちゃんと笑えているかな。


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