しかくかんけい!
「あっれー、やっぱしょーじゃん!」
後ろから威勢のいい声がして、振り返るとそこにはすごく派手な髪色の男3人組が立っていた。
「あ……、偶然だねー」
少し気まずそうにしたしょーくんは一瞬で消えて、“優しい”王子様の完璧無敵スマイルになる。
あ、私以外のときに見せる方の仮面……。
ずきん、と左胸が音を立てたのは気のせい。
「お前、今日は空いてないって言ってたのにこんなとこいるとか!ちゃんとヒマしてんじゃーん」
と言ったのはパッキパキの赤髪くん。
「モテる男は大変だぜとか言って俺たちバカにしてんだろーよ今ごろ、ってこいつ超ひねくれてやんの」
マジうざかったんぜーと、赤髪をこづくグリーンメッシュ。
「そーそー、それにお前いないとナンパ成り立たなくてさぁ」
としょーくんの肩を組んだのは雪みたいなシラガ、じゃなくて銀髪。
3人の輪がしょーくんを吸い込んでしまう、と思ったら、腕を大きく回して。
ぐいっと私の視線は揺れて。
ふわっと君の匂いが鼻をかすめた。
「今日はこっちだから、ごめんねー?」
やんわり断ったように聞こえて見上げれば、その目は笑っていない気がした。
気が、した。