しかくかんけい!


どうして、誰とでもそういうことができるの?

どうして、そんなに寂しそうな顔をするの?

どうして、仮面をかぶるの?

どうして、理想の王子様を演じるの?

どうして、私の前では外すの?

どうして、うそばっかりつくの?

どうして、私を幻滅させようとするの?

どうして、目を閉じたの?

どうして、とくべつなんて言うの?

どうして、中途半端に突き放すの?

どうして、どうしてっ…!



その思いはぜんぶぜんぶ、
私のこの声帯を激しくふるわせて、
ちゃんと音となって、セリフとして、
この空間に拡散した。



「しょーくんのこと、全ッッッッ然わかんないよっ!!!」



君の瞳を、まっすぐに、見つめる。


やっぱりどこか、寂しげな影。


眉を寄せて、眩しそうに目を細めて。



「ハナ……」

「っ、だ、だめ…っ」



私は夢中で、手を伸ばす。


閉じかけたそのまぶたへ、そっと、触れる。



「閉じないでよっ……」



ちゃんと、見てよ。



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