しかくかんけい!


「そういうとこ……」

「ん?」

「そういう無意識にやさしくなるとこに惹かれちゃうんだって、今はっきりわかった!!」

「は……」


彼女は手を持ち上げて、
願い事をするみたいにぎゅっと包み込んで、
じっと、そこを見つめる。


「ねえ、しょーくん、」

「……なに」

「あったかいでしょ?」

「そうだね」

「ソロコンのときも、夏祭りのときも、あの教室でも、いつも、しょーくんの手は冷たかったの」

「へえ、」

「でも今は、あったかいね」

「……」


ぎゅ、と力が入る。

ぎゅ、と熱が灯る。



「あのね、しょーくんは、気づいてないかもしれないけど、」

「うん、」

「私が“好き”っていうとね、」

「…うん、」

「しょーくんの寂しそうな目が、ほんのちょっぴりだけど、ほのかに輝くんだよ」

「……え、」



伏目がちなまつげがゆっくり上がる。

小さな鼻の先がこちらに向けられる。

ふっくらとした紅い唇がそっと開かれる。

口元を漂う見えない空気が吸い込まれる。

それにともなって少しだけ肩が上がる。

息を吐く前に一瞬だけ止まる。

そして





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