しかくかんけい!
「好き」
音を吐く。
「……っ」
大きな瞳が、まっすぐに射し込む。
その澄みきった鏡が写すのは、
俺以外の誰でもない。
「大好き」
まっすぐな感情が、どんどん、
こころに、空洞に、
落ちて、重なって、積もって、
そして、
満たされて、ゆく。
「うふふっ、しょーくんの言うとおり、確かに見えないね」
「……」
「音は見えないけど、感じることは、できるはずだよ」
「……かん、じる、」
「だから、寂しがりやなしょーくんに、もっと、もっと、」
「……、」
「好きって、言いたくなっちゃうんだ」
じわりじわりと、
胸の奥の空洞に、
流れてゆく、その音。
満たされている、
そう、感じた。