しかくかんけい!
* * *
「しょーくん!」
「あ、きたきた」
「ん」
ハナが手を振り、愛莉が微笑み、そらっちが一見する。
眩しい照明のおかげで、夜なのに顔も声もはっきり認識できた。
今日も5分前に集合場所へ来たけれど、既に3人はそろっていた。
いっそのこと9時5分を集合時間にしようか、なんて思いながら近寄る。
「みんなそろったし、レッツゴー!」
「ハナ、入り口あっち」
「え?あ、ほんとだー」
「はしゃぐのはいいけど周りを見て」
愛莉に腕を引かれるハナの様子を眺めながら歩く。
るんるん楽しそうにスキップする彼女。
ロングブーツにミニスカの彼女が飛び跳ねるのは危険だと思う。
いろんな意味で危ないけど、猛烈に強風を期待する俺って。
「おい」
やば、声に出てしまったか、と思ってそらっちを見れば、そうでもなさそうでほっとする。
「んー?」
「あの、さ」
「うん?」
「あー…………りがとう」
りがとう、に合わせてさらりと横へ流れる目線。
「え、なに急に」
「……その、……」