しかくかんけい!
「じゃ、俺とそらっちでオッケー?」
「離れろ暑苦しい」
「はいケッテー」
「……」
肩にまわした腕からするりと抜けた彼は、そそくさと行ってしまう。
「ごめんしょーくん、そら一人じゃ4人分持てないから、行ってくれない?」
「ははっ、あいつ愛されてんな」
「っお願い、ね」
「うん、二人とも何飲む?」
私アップルティー!とハナが宣する。
じゃあ私も、という愛莉の言葉を聞いて、人混みに溶け込みそうな彼の背中へ走った。
追いついた俺に気づいた彼は、何も見なかったことにして進む。
できれば並んで歩きたくないが、そらっちと話すのは飽きないから。
身長差には目をつむり、彼のアレグレットな歩調に合わせて進む。
しばらく。
「……お前さ」
と、唐突に口を開いたそらっち。
また礼でも言われるのかな、とか過ぎって彼を見る。
「なーに?」
「それやめたら」
「え、どれ?」
「そういうの」
ちら、とこちらを見る。
そういうのって何、と問う。
お前って、と言う彼の言葉の続きを待つ。