しかくかんけい!


4名様ご搭乗で〜す、と高らかな声が響く。


「え、乗るのかよ」

「はあ、ハナったらもう」

「小学生以下……」


なんて口々に言わせながらも乗ってくれるみんなはやっぱりノリがいい。


私たちが乗り込んだあと、何組かの家族連れも後ろに続いた。


しばらくして、砂利道は揺れるのでしっかりつかまってくださいね☆と注意喚起されて、
キャッキャと幼い子どもの興奮した声が聞こえて、
そうして数秒後、景色がゆっくり後ろへ流れ出す。


「わ、わ、動いてる〜っ」


胸が踊って隣のしょーくんを見上げれば、くくっと肩を震わせて。


「お子ちゃまだな」

「こ、子ども扱いするなっ!もう16だし!」


ぺしっとその腕を叩けばさらにおかしそうに吹き出すけど、だけど。

寂しがりやのしょーくんが笑うと安心しちゃうから。

つられて私も笑っちゃう。



チラッと後ろの二人に目をやると。


あ。

二人の世界。


見ちゃいけないものを見てしまった気がして、すぐにぱっと前を向く。






< 495 / 525 >

この作品をシェア

pagetop