しかくかんけい!



「これ、って、」



さっきチラ見した後ろの二人のように、

私の指と、君の指が、絡み合う。



「ねえ、ハナ」

「な、に……」


試すような視線が、じとりと注がれる。



「今、どんな気持ち?」


するり、と指先の角度を何度も変えて、反応を確かめるように弄ぶ。


本当は私の気持ちなんて、お見通しのくせに。



「なんでっ……」

「ん?」

「なんでそんなに、苦しそうな顔するのっ」



ピクリ、と、指の動きが止まる。

ぱちり、と、まぶたが落ちて上がる。


それを合図に、君をまとう空気が変わった気がした。


不思議そうに首を傾げて、じっと私を見つめる。


「ハナには俺がどう見えてるの」

「えっ」

「ほんとお前、直視しすぎだって」

「ちょく、し?」



何が言いたいのかな、よくわからないな。


うん、わからないんだ。

私には全然、わからないんだよ。


君の言うことやること頭の中なにもかも全部ぜんぶゼンブ、意味不明で難解すぎてごちゃごちゃでほんっとわけわかめ。



一体なにを葛藤しているのかな。

一体なにと闘っているのかな。


もうわかめ通り越して昆布だ。






< 497 / 525 >

この作品をシェア

pagetop