しかくかんけい!
「これ、って、」
さっきチラ見した後ろの二人のように、
私の指と、君の指が、絡み合う。
「ねえ、ハナ」
「な、に……」
試すような視線が、じとりと注がれる。
「今、どんな気持ち?」
するり、と指先の角度を何度も変えて、反応を確かめるように弄ぶ。
本当は私の気持ちなんて、お見通しのくせに。
「なんでっ……」
「ん?」
「なんでそんなに、苦しそうな顔するのっ」
ピクリ、と、指の動きが止まる。
ぱちり、と、まぶたが落ちて上がる。
それを合図に、君をまとう空気が変わった気がした。
不思議そうに首を傾げて、じっと私を見つめる。
「ハナには俺がどう見えてるの」
「えっ」
「ほんとお前、直視しすぎだって」
「ちょく、し?」
何が言いたいのかな、よくわからないな。
うん、わからないんだ。
私には全然、わからないんだよ。
君の言うことやること頭の中なにもかも全部ぜんぶゼンブ、意味不明で難解すぎてごちゃごちゃでほんっとわけわかめ。
一体なにを葛藤しているのかな。
一体なにと闘っているのかな。
もうわかめ通り越して昆布だ。