しかくかんけい!


「それならそれで、いいの」


きゅっと胸がしめつけられる。


微かに震えた指先に、きゅっと力を込める。



「いいから、だからちゃんと、君の言葉(こえ)で」



目をそらさないでって、何時間でも見つめるよ。

ごまかさないでって、何回でも叩くよ。

好きだよって、何度でも言うよ。



「私をふってほしいの」



それは心外かもしれない。

本当は同じ気持ちであってほしい。


そうであれば、どれだけしあわせなのだろう。

しあわせ、なんてたった4文字じゃ言い尽くせないほどに、しあわせなんだろうなあ。


でも。


せめて、うそじゃない。

きっと、本音だよ。


ふられたっていいんだよ。


だからせめて、

君のこえでそれを、

届けてよ。




「……ハナ、」

「なあに?」


むりやり口まわりの筋肉を引く。

ちゃんと微笑んでいるように、見えるかな。



「ハナ、俺は……」











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