しかくかんけい!



解いてしまった。

明かしてしまった。


触れて、しまった。


こんなにも綺麗な、純白な、彼女に。




これは罪かもしれない。

いつか、罰が当たるかもしれない。



でも、汚くて欲張りでどうしようもないこの俺を、

好きと言ったのは、

離さないのは、

にがさないのは、

まぎれもなく、ハナだ。



それがお前のしあわせなら、

それなら、この罪を。





「犯すよ?」






ぎゅうっと、強く抱きしめて。


抱きしめて、その耳に、囁いた。


囁いた、己の音は、かすれていた。





「……いい、よ」



胸に顔をうずめながら、

くぐもった声は確かにそう鳴いた。



「……意味わかってる?」

「わかんないっ!」



頭がふるふると横にうごめく。

それを胸で感じて、摩擦が音をたてる。



「わかってないのかよ」

「でも、しょーくんなら、なんでもいいっ」

「は、」

「しょーくんが私と一緒の気持ちでそばにいるなら、私どうなってもいいもんっ!」



だって……、とつぶやいて、

そうっと顔を上げて。






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