しかくかんけい!
「しょーくん今年はもらえないのかしら」
「かわいそう」
え、ええーっ。
か、かわいそう、って……!
「なんで二人ともしょーくんの味方なの!」
「だって彼は正論だもの」
「ハナって本当おもしろい」
そう言われると、なんだか私が悪いみたいじゃん。
ため息を最後に静かになった隣の存在は、しゅんと小さくなっているような気がした。
落ち込んじゃったかな、と思ってチラ、と視線を横にやると、ばっちり目が合うわけで。
ぎく、として視線を落とした、瞬間。
「ちょーだい」
傘を右手に持ち替えた君はあいた左手で私を捕まえて。
「わっ、」
ぐいっと抱き寄せられて君の香りがもっと強くなって君の体温が心地よくて思わず身を預けちゃう。
「ハナのチョコ、食べたいなぁ?」
耳元にしょーくんのその甘い声で攻められたら一発KOだよね。
うっとりしてもう溶けちゃいそうになって、無意識に「うん」と言葉がこぼれていた。
「ていうかハナを食べたい」
そんな低音ボイスがぞくりと背筋を凍らせるから、はっと意識が覚醒するわけで。