しかくかんけい!


「もうっ、バカ!きらい!うそ!好き!」

「くくっ、たまんない」

「あーっ、テスト早く終わらないかなあ!?」


無理やり話題を変えてやる私はきっとまだまだ君には敵わない。


「ハナは天然バカだから苦労してるんだねお疲れさん」

「もうっ、いじわる!天然じゃないし!バカは余計だし!」

「それただのハナじゃん」

「ていうかこの前の赤点は数学だけだったし!もう数学教えて!今日勉強会!しょーくんのお家直行!はいこれケッテー事項!」


ぶわあああって言葉をぶつけても君はぜんぶ聞き漏らさないから最後の二文は韻を踏んでおいた。



「くくっ、教えてやるよ、い ろ い ろ ね」


いろいろ、に抑揚がついた気がした。

にやりと何かを企むように弧を描いたその唇は見なかったことにする。


「あ、でもやっぱりテスト期間は終わってほしくないかも」

「そう言うと思った」


テスト期間は、部活がお休み。

だからこんなに明るい帰宅路を一緒に歩けるし、いつもより長い時間を一緒に過ごせる。


私も自然と、頬がゆるんじゃう。





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