しかくかんけい!
でも、そんな連鎖を。
「私たちはそれを、解いたんだよ」
しょーくんも、愛莉も、そらくんも、私も。
みんなみんな、全力で。
それぞれの「好き」の感情を、
ぶつけたり、秘めたり、押し込んだり、
砕いたり、歪めたり、撒き散らしたり。
そうして、変形させて、壊して、耐えて、
邪魔して、慰めて、守って、嘲って、
逃げて、葛藤して、握りしめて、求めて、
そうやって、必死に、
向き合っていたんだ。
傷ついたし傷つけたし、
バカみたいに笑ったし泣いたし叫んだし、
絶望とか羨望とか嫉妬とか寂しさとか、
そんな苦しいこともいっぱいあったし、
何度も間違えたけど何度も乗り越えたし。
ぜんぶぜんぶ、無駄じゃないんだ。
ひとつひとつ、大切な途中式だ。
複雑で、シンプルで、難解な、連鎖を。
全力で解いて、
全力で解いて、
やっと解を、見つけたんだよ。
さくり、と音がして。
「ねえ」
唐突に君は、足を止める。
「うん?」
徐に私は、君を見上げる。