センチメンタル・ジャーニー ~彼を忘れるための一人旅

飛行機を 降りて 人の流れに 乗って。

入国審査の 列に 並び。


荷物を 受け取った後で 両替をして。

私は スマホの SIMカードを 購入した。


スマホの 機内モードを 解除すると 

ラインのアイコンに 21という数字が 付いていて。


ここにいる間は ラインは 開かないことにしよう。


1人で 降り立った クアラルンプールは もう夕刻。


11月だというのに 

半袖でも 大丈夫なくらい

外は モワッと 熱くて。


ジャケットを 脱いだ私は 

ベンチに座って Grabを 設定する。


本当は スマホを 使いたくなかったけど。

クアラルンプールで 移動するのに

Grabは 必須だから…


早速 ホテルを 目的地に設定すると

20分ほどで 配車されて。


イスラム系の 若いお兄さんは 

ずっと 無言だったけど 車は 清潔で。


1人旅は 上々の スタートだった。

 





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