❀🍞Pan・Rouge🍞 Ⅰ❀
―――それから、二人は先ず、菜緒の両親に会いに行く事にした。菜緒の両親は、菜緒の今の家から、直ぐそばにあり、二人は一緒にお邪魔する事になった。彼女と智也はリビングで御雑煮を食べる事になった。更に、2人が作った、もち吉を食べる事になり、彼等はまた、賑やかになりそうだ。もち吉はとても美味しく、辛み餅が好きである。黄粉餅とあんころ餅もあり、とても美味しい筈だ。彼女は―――菜緒は、『―――ちょっと形は変だけど、このもち吉、美味しいわよ―――。御父さんとお母さんと、姉さんにも―――はい、どうぞ・・・』と、もち吉を渡す事にした。菜緒たちは、差し入れに、御餅を持ってきた為、彼女達は―――家族の在り方を、菜緒は考えていた。
『―――貴方達・・・そろそろ、子供―――作らないの?―――貴方達・・・子供欲しくないの?―――貴方達・・・私達に・・・孫を見せてくれるって、小さい頃から、そう言っていたのに。』
『―――子供・・・私達にとって、大事だから、そろそろ作りたいと、思っているわ―――。子供はこの人―――めやくちゃ好きだから、とても喜ぶと思うわ―――。御父さんとお母さんも、楽しみにしててね。私達・・・今、三週間なの!!!』
菜緒は二かッと笑うと、両親は吃驚としていた。
『―――貴方達・・・御見合いの後、心配していたのよ?―――本当に、一緒にいられるかどうか―――だけど、今の貴方達を見ていると、大丈夫みたいね―――。』と、姉が言った。茉莉はファッション―――アパレル関係で働いており、いつも菜緒に服を送って来る。ガウチョは今でも、撃っており、リブニットと着れば、バッチグーだ。リブニットも好きであり、彼女は姉が送って来た服を着る事もあり、菜緒はとても着心地が良い、服を着る事にした。
―――良い・・・服だけど、勿体ない・・・
―――だけど、着たい・・・
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