❀🍞Pan・Rouge🍞 Ⅰ❀
―――あれから、ふと夢から覚め、意識が現実に戻り、菜緒はがバット起き上がった。暗闇の中から、智也の声が聞こえると、菜緒は智也の後を追った。そうしたら、白い光に包まれていった。
白い光から、現実の世界に戻り、彼女ははぁ、はぁ、と息を吐きだした。怖かった―――。
怖かった―――何故、こんな夢を見るのか?―――菜緒は智也に顔を向けると、そこには、リビングで倒れている、智也の姿があった。
今、まだ三日であり、明日―――彼女は実家に泊まる事になり、一緒に智也も泊る事になった。此処の家は、ちょっと古びているが、愛情がある家だった。両親は今、畑に行っており、彼女はパチッと目を覚ました。パチッと目を覚ますのは、ゆっくりと起き上がった。
―――何・・・今の夢―――
―――なんなの?―――
―――何なの・・・智也―――
智也は?―――
今、新年の四日で、伊豆にある―――伊豆温泉に行く事にした。伊豆温泉は―――結構、湯加減が良く、泥風呂に入りたい。
伊豆温泉は此処から、二時間程、時間が掛かるようで、二人は―――休みを取り、一週間分の、休みを取る事になった。静岡の伊豆半島にあり、富士山が道中、大きく見える。自然は大好きだ。
自然は好きだけど、先程、見た夢は、何なのか?―――智也は自分の側で、眠っていた。
―――良かった・・・
無事で―――
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