❀🍞Pan・Rouge🍞 Ⅰ❀
『―――彼女・・・ていうか、夫婦なんだけど・・・』
その言葉に、叔父さんは―――ニヤッと笑った。それから、彼はポンっと肩を叩くと、一言だけ告げ、バスを降りる事になった。
『―――彼女・・・大事にしなよ?夫婦なら・・・そっちの方も、頑張りなさい・・・』
彼は真面目な顔をすると、『―――ありがとうございます。』と言った。彼女は薄っすら目を開けると、その二人の会話を聞いていた。だから、彼女も心の中で、『―――ありがとう・・・』と言った。
―――
―――それから、二人は大阪から、静岡に辿り着くと、バスから降り立った。伊豆半島に辿り着き、伊豆温泉に行く。伊豆温泉は静岡の中で、一番有名な温泉であり、とても気持ちが良い。いつか、伊豆温泉に二人で行きたい―――菜緒は、そう思っていた。温泉は何処にもあるのに―――。
彼女は伊豆温泉に辿り着くと、『―――一度・・・来たかったのよね・・・』と叫んだ―――。此処の温泉は―――奥の方に洞窟があり、そこは―――混浴になっている。彼女と温泉は楽しみだ。
菜緒は燥いでおり、『―――智也・・・ありがとう・・・』と言った。其の笑みに、彼は吃驚した。彼女は『―――此処の温泉は、見ものだわ・か・・』と言い、彼女はニヤッと笑みを浮かべた。変な事―――しないでね―――。
―――な・・・何おう?
『ーーー冗談よ・・・』
―――行きましょう・・・
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