❀🍞Pan・Rouge🍞 Ⅰ❀
『―――ありがとうございます―――』
菜緒はニコッと笑うと、『―――また・・・お越しください・・・』と笑顔で送った。そろそろ―――パン屋の二号店を作ろうか、智也はそう思っていた。二号店は―――東京に作るのが、一番、売れるだろう。菜緒はそう思っていた。其処のメニューも考えてみる事にした。二号店を作るには、お金が必要だが、自分たちの稼いだ金を使い、新しいお店を作る事にしたくなった―――。
ここの御店も―――綺麗な内装であり、此処には負けないくらいの、良いお店にしたい―――。パン屋はミルクも使い、ミルクバターパンや契りパンが、とても売れている。モンブランもできる。
更に、ムースを作る事にした。パンを溶かして、ショコラに混ぜると、チョコパンムースになる。
『―――良いじゃな・・・チョコ・パン・ムースーーーとても美味しそう―――食べたいわ。』
『―――本当・・・貴方のパンは、とても美味しいし、何処にでも負けないパンだわ・・・』
お客様の二人が褒めてくれるし、自分に自信が付き、二人は仕事をもっと頑張る事にした―――。
パンはいつものように、スグリと蜂蜜を入れ、とても変わった味がする。スグリはフランスで取れる。更に、コーヒーをも出すと、カフェテラスになり、ココアコーヒーをも商品にしようとした。
此処に来た人は―――ココアミルクやコーヒーとアイスコーヒーと、ドラゴンフルーツを飲む。ドラゴンフルーツは、紫色の果物で、砂糖を入れて、飲む事が出来る物で、これを提供する事にした。
『―――あら・・・ドラゴンフルーツ・・・良いじゃない・・・』
―――このジュース・・・
美味しいわ―――
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