❀🍞Pan・Rouge🍞 Ⅰ❀
テンパリングが出来なければ、菓子作りは出来る事はない―――。お菓子作りは―――テンパリングが命であり、パンにイースト菌を入れていた。ビュッシュ・ド・ノエルはとても美味しかった。新年に作ったパンとショコラも美味しく、バターロールで、キャビアが入っているパンが出来た。バターロールも好きで、後、キャロラインと言い、ロールケーキも美味しく出来た。美味しい筈。チョコのロールケーキと、ホワイトクリームのロールケーキもあり、皆で食べたいと言い出した。
このパンは何だ?―――一つ―――面白いパンがあり、智也は大爆笑をした。乳房パン、という。このおっぱいパンは、乳房があるみたいにチョコチップを乗せると、中に―――チョコを入れた。乳房パンを見ると、誰もが大爆笑をした。かなり遊んでいる―――家族達は、そう思っていた。
『―――あんた・・・変態な・・・パンを作ったわね・・・何・・・この美味しそうなパンわ。』
否―――本当に味見したら、家族に大人気のパンで、とても売れていくだろう。そう願っていた。
『―――貴方達・・・明日がバレンタインね・・・二人で・・・過ごしたりしない訳?―――。』
其の言葉に、智也ははっきりと言った。
『―――貴方達・・・本当に・・・大胆なパンを作るわね・・・』
『当たり前です・・・そのくらいのパンが作れなければ、美味しいお店なんて、出来ない筈だ。』
『―――そうね・・・』
この二人は幸せそうに作っており、姉の茉菜が『―――あんた達・・・本当に、幸せなのね。』
―――良かった・・・
幸せそうで・・・
―――ありがとう・・・
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