❀🍞Pan・Rouge🍞 Ⅰ❀
―――それから、映画はとても面白く、ラブロマンスでもあり、彼女は集中してみていた―――。
映画はアメリカの発祥地であり、色々な映画を上映していた。タイトルは『―――Love you me!!』と言い、私を欲して―――。ちょっと婦女子向けの映画だった。彼女はパン作りの映画に嵌っており、パン屋の夫婦についての映画だった―――。パン作りの勉強にもなるし、大阪の叔母ちゃんの御蔭でもあった。この映画はフランス人の俳優と、スペインの俳優が出演していた―――。
『―――この映画・・・とても面白いわ・・・私たちみたいに、ボディーペインティングをやっていたわね・・・彼女の方がスタイル良くて、羨ましいわ―――。』
『―――御前・・・良く、恥ずかしくなく言えるな。ま、俺もお前の裸-――見てしまったけどな。』
その言葉に、彼女は思わずブフォっと吹き出した。彼女は今、近くのカフェに寄り、公衆の面前で言われてしまった。彼女は―――菜緒はカプチーノを飲み、ケーキを食べていた―――。アメリカのケーキはとても甘党で、シナモンとかが入っていた―――。
『―――このパンは・・・美味しいわ・・・』
『―――確かに・・・此のパン・・・柔らかくて美味しいわ―――。』
2人は照れ臭そうに見合うと、ドキドキ、とした―――。レモンパイもカフェで売っており、二人は買ってみようかと思った―――。
―――このパン・・・結構、美味しい―――
―――そうね・・・私のも、どうぞ―――
御一ついかが?
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