❀🍞Pan・Rouge🍞 Ⅰ❀

第七章-――クリスマス-――

―――
―――あれから、また数年が経ち、今、令和二年になり、御見合いをしてから、五年が経った。
五年の冬休みになり、新しく出来た店を、完成させた。二階建てのカフェテラスであった―――。
冬休みに菜緒は初詣に行きたい。そう言っていた。だから、一緒に行く事になった。
『―――良いね・・・縁結び、行こう行こう・・・』
彼女は今、新しく出来た店を見回っている。一瞬間程前、綺麗なカフェテラスが出来た。
彼女はカフェテラスを見回っており、手違いがないか、点検している所だった。カフェテラスで、パティスリーに、厨房もあり、お菓子をテイクアウトしたり、お菓子を食べて行けたりした。
今、クリスマスの日々であり、もう直ぐ新年でもある。新店はとても綺麗に使えそうだった。
新店は何個も椅子とテーブルがあり、其処で、お菓子を食べてってくれる事も出来る筈だ。
今、彼女は御店を開店するのを、来年の六月にしようと思っている。パン屋-――復活である。
パンだけでなく、お菓子を作る事も頑張る事だ。子供は作りたい、いつかできますようにーーー
ビュッシュ・ド・ノエルという、クリスマスケーキを作る事も出来るようになり、一つ―――楽し新年にも―――美味しいケーキやパンを作れるようにし、彼女達は忙しい日々を送っていた。
冬は寒いから、温かい飲み物を提供しようと思い、2人は南瓜スープをも作る事にした。
南瓜スープはとても美味しく、味見してもらうと、『―――あ・・・美味しい・・・』と言った。
今、スープを作り、温かい飲み物を出すと、お客様達も―――喜んでいた―――。
この店が上手く切り盛りできるのは、周りの人の気持ちの現れであり、応援してくれるお客様の意見でもあった。
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