君だけが、ずっと好き。
「お前は誰と来てんの」


「んぁ?高校のヤツらと!その辺にいるはず」




桐谷くんの高校はうちの学校の隣駅。


さすが桐谷くん、今も変わらずクラスの中心なんだろうな…




「──伊吹くん?」




高校での桐谷くんを想像していたら、突然凛とした声が響いた。


お祭り騒ぎの爆音の中、周囲が一気に静まり返ったように。


私の耳には、その子の声しか聞こえなかった。




(…なんか、胸騒ぎがする)




「…宇野?」




伊吹を名前で呼んだ浴衣姿の女の子。


ロングの髪をアップにまとめて、可愛らしい水色の浴衣を身にまとって。




伊吹のことを名前で呼ぶ女の子なんて、私と由紀くらいだったのに。


そんなに伊吹が心を許してる子なの…?




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