やがて春が来るまでの、僕らの話。



「……じゃあさ」

「ん?」

「もしこの先ずっと生きてたら…」

「うん」

「こんな俺でも、みんなずっと友達でいてくれっかな」



俺の言葉に、ふふって笑う息遣いが聞こえた。



「当たり前じゃん」





忘れたわけじゃないんだ。


なくしたわけじゃないんだ。


死にたいって気持ちは、今でもまだ残ってる。



だけど少し、


ほんの少し、


誰かの為に生きること。


誰かの傍で生きること。



そんな未来を想像したら、



俺の傍で、



たくさんの友達が、笑ってたんだ……



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