乳房星(たらちねぼし)・ドラマノベル版

【ダブルブッキング・その2】

その日の夕方6時半過ぎのことであった。

たつろうさんの実家の大広間に政子六郎夫婦と優香の3人がいて、晩ごはんを食べようとしていた。

みつろうは地区の会合に行く…和子はクラス会に行くと言うて出かけたので食卓にいなかった。

政子は、みつろうと和子がおらんと言うておたついていた。

優香は、政子に『おちついてください!!』と怒った。

「義母さま!!お願いですからおちついてください!!」
「おちついてなんかいられないわよぉ…みつろうと和子がいないから心細いのよ…」
「義母さま!!」

(ジリリリリリリリリリン!!)

この時、電話のベルが鳴った。

優香は、晩ごはんの用意を一度止めてから電話に出た。

電話は、英彦の出向先の会社からであった。

優香が受話器を置いた時に、英彦が帰宅した。

優香は、過度にやさしい声で英彦に言うた。

「英彦さん、ちょうどよかったわ…課長さんが会社に来てくださいと電話でいよったよ。」
「なんでやねん…疲れているのだよぅ…」
「疲れて帰ってきたところもうしわけないけど、(ワープロで)間違っている漢字があるから直してほしいと課長さんいよんのよ…すぐに行ってあげてね。」

英彦は、仕方なく会社へ行くことにした。

優香は、もう一度会社へ行く英彦をやさしい表情で送ったが、心中はもうしわけない気持ちでいっぱいであった。

その頃、和子は政子六郎夫婦と優香にクラス会へ行くとウソをついて将之が暮らしているアパートへ行った。

将之を好きになった和子は、好きになった翌日から部屋のソウジと衣服のセンタクと朝と晩のごはんを作るなどの家事全般をしていた。

将之も、和子のことが好きになった翌日から和子と結婚することを真剣に考えるようになった。

さて、その頃であった。

ところ変わって、大阪キタの曽根崎新地(北新地)にあるナイトクラブにて…

みつろうは、地区会の人たちと一緒に地区会の行事でナイトクラブのハシゴをしていた。

(地区長はんの趣味はキャバ通いだと言うので、そのようになっている)

真ん中の席にドテッと座っている地区長はんは、数人のホステスのネーチャンたち6人に囲まれてゴマンエツの表情であった。

地区長はんは『もっとちこうよれ…』と言うてネーチャンたち6人を誘う。

みつろう以外の地区の人たちも、それぞれのネーチャンたちをはべらせていた。

みつろうは、店のかたすみでおもろないツラを浮かべながら酒をのんでいた。

そこへ、マゼンタの背中がひらいたナイトドレスを着ている22くらいのホステスのネーチャンが声をかけた。

源氏名・あかね…

120のJカップのふくよかすぎる乳房のコで、地区長のオキニのネーチャンであった。

おもろないツラを浮かべているみつろうに、あかねはやさしく声をかけた。

「どないしたん?」
「ああ…ちょっと疲れてはるだけや。」
「お疲れね…」

(ドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクン…)

みつろうは、あかねが着ているナイトドレスの間からみえる120のJカップのふくよかすぎる乳房をみたので、ムラムラした気持ちに襲われた。

あかねは、切ない表情でみつろうに言うた。

「みつろうさん、切ないの?」
「ああ…妻が家中を取り仕切るようになったけん、夫婦生活がおもろなくなった。」
「奧さんがえらそうな態度をとるようになったのね。」
「ああ。」

あかねは、みつろうの背中をやさしく抱きしめた。

同時に、みつろうの中でもあかねの身体をむさぼりたい気持ちが生じた。

ところ変わって、大阪天王寺区悲田院町(ひでんいんちょう)にあるラブホにて…

あかねを店外から勝手に連れ出したみつろうは、大阪環状線の下側の天王寺まで逃げた。

オレンジ色のうす暗い灯りが灯る部屋のベッドの上で、みつろうはあかねの身体をむさぼっていた。

みつろうは全裸で、あかねは濃い紫のフロントホックブラとビキニショーツ姿で抱き合っている。

「あっ、みつろう。」
「あかね。」

みつろうは、下着姿のあかねの身体を舌でむさぼる…

「あっ…」

あかねは、小声で吐息をもらす…

「あっ…」

(プチッ…)

みつろうは、フロントホックのブラジャーを外した。

ブラジャーの中から、120のJカップのふくよかすぎる乳房があらわになった。

「あっ…ん…」

みつろうは、右の乳房の乳首にキスしたあとゆっくりと乳首を吸う…

(んく、んく、んく、んく…)

「あっ…よしよし…よしよし…おっぱいほしかったのね…よしよし…」

約120分かけてJカップのふくよかすぎる乳房をむさぼった。

「あっ…イヤ…」

みつろうは、ショーツを下ろしてあしもとから抜き取ったあと、自らの想いをあかねのナカに差し込んだ。

「あかね。」
「ああ、みつろう…」
「あかね、あかね、あかね…」
「みつろう…」
「赤ちゃんうんでくれ…オレの赤ちゃんうんでくれぇ~」
「ああ、みつろう…」

うす暗い部屋の中で、ふたりはより激しい叫び声をあげて求めた。

この時、みつろうの気持ちは優香から少しずつ離れていた。

同時に、あかねにのめり込んだ。

そしてふたりは、暴走したのであった。
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