Seven...YUKI
「…いいじゃん。
俺みたいないい男に抱かれるんだから。
俺を拒む女なんて今までいなかったぜ?」
今までって…何度も…?
「お前美人だからさ?お互い楽しもうぜ」
気持ち悪い…。
丈は確かにかっこいいから抱かれても
深い傷にはならないだろうけど…。
でも、好きでもない人に
こんなことされるなんて…。
「うっ…ひっく…」
「何泣いてんだ?嬉しくて無いて…」
今まであたしの首筋に向けられてた
丈の目は私の顔を見た瞬間言葉を失った。
「え…お前…」
「はぁ…ぐすっ…」
「…そんなに…嫌か?」
「嫌だよ!離して!」
足をばたばたさして丈の片手で
押さえられてる手を必死で動かした。
「早く離してよ!」
「…勝手にしろ」
そう言ってあたしにまたがってた丈は
ベッドから降りた。
あたしは急いで服を整え部屋まで走った。