Seven...YUKI


ドアを閉めてその場にしゃがみこむ。



「…さいてい…」



キス…。



震える手で触れた唇。



…ファーストキスだったのに。



初めてだったのに…。



最悪だ。



ベッドに倒れこんでまた泣いた。



もう顔も見たくない。



丈なんて…。










次の日。



丈は自分の部屋から出てこようと
しなかった。



食事もとってないからって
先生達が心配しても出てこない。



なんで?



普通あたしが傷ついて
出てこれないんじゃないの?



なんであいつが閉じこもってんの?



そんなことを気にしながらも
普通に過ぎていった貴重な日曜日。

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