前世で生き別れた夫と、来世で再び会いました。
 カラダの火照りが、鎮まってきた。

 私は何度か達してしまった。

 私のカラダが大きく震える度にセンリは面白い、と言っているような顔をしていた。

「……もう、大丈夫よ」

「まァ、十分か…」

 やっと、センリは私を解放してくれた。

 カラダが、重い。

 いつもいつも、こういった倦怠感(けんたいかん)が、襲われた後に私にのし掛かる。

 もう、初めては済んでしまったのだ。



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