夜になる前にわたしを照らしてくれたいちばん星は君でした。
わいわいと話すみんなには聞こえない、小さな独り言のつもりだった。


返事なんて返ってこないと思っていたのに。


「いてよ」


どうして君は、いつもわたしに気づいてくれるのだろう。


いちばん星のような笑顔に心の中で問いかけたところで、いちばん星は輝いているだけだった。
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