センチメンタル・ジャーニー Ⅱ ~俺が本当に守りたい人

俺にとって カンナは 初めての彼女だったから

何もかも カンナが 初めての相手だった。


帰り道 公園で キスした時は

あまりの 気持ち良さに

止められなくなりそうな 自分を 必死で抑えた。


俺の部屋に カンナを呼んで。


カンナの身体に 触れた時は

女の子の 柔らかさに 感動した。


カンナと 結ばれた時は その快感に驚いて。


付き合い始めた頃は 俺の方が 夢中だった。

可愛くて 人気のあるカンナを 抱いた優越感。


若い身体の 欲望に 身を任せて。

俺は 時間の限り カンナを抱いた。


カンナは 初めてじゃ なかったけど。

そんなことは 俺にとって

たいした問題じゃなかった。


むしろカンナは 控えめに リードしてくれて。

おかげで俺達は スムーズに 結ばれたのだから。






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