俺の前では泣いてもいいよ。【修正中】
年配の人や、サラリーマン、中学生、高校生、駅の改札口はいつもたくさんの人で溢れている。


いまはまだマシだけれど、通勤ラッシュや帰宅ラッシュのときは四方八方から人がくるから駅内を通るのは毎回憂鬱だった。


通るしかないけれど、私はこういうところを通るのが苦手で、とくに同世代とすれ違うのが苦手だ。




私と違っていつも笑顔が溢れている。楽しそうに、うれしそうに、世の中の黒い部分なんて何も知らないような、純粋な笑顔があちらこちらに浮かんでいる。


自意識過剰だってわかっているけれど、誰かに笑われているような、陰のオーラを放ってひとりで歩いている私をバカにされているような、そんな気さえしてくるのだ。



「ふつう」じゃない私をみんなが笑っているかもしれない。



街の風景に溶け込んでいるように見えて、溶け込んでいなくて、きっとここでも浮いている。
< 11 / 348 >

この作品をシェア

pagetop