俺の前では泣いてもいいよ。【修正中】
友達同士やカップルで歩いている高校生といっしょにいるだけで不幸になりそうなオーラを出して歩く私、自分がどれだけ「おかしい存在」かよくわかる。




わかっているのに、ふたたび認識させられて、それがすごく憂鬱だった。

比べることが間違っている。何で「ふつう」と比べているのだろう。比べるな、と自分を叱咤するけれど、知らぬ間に比べている私はなんて滑稽なやつなのだろう。




けれど、そういうふうになりたいわけじゃないし、求めているわけじゃない。

ただ惨めなだけで、私は何も求めていない。



とくに寄るところもなく、誰かと話すわけでもなく、電車に乗り込む。


たまに電車を待たなきゃいけないときもあるけれど、そういうときは決まって比較的人のすくない場所で、カフェ、タピオカ店、ゲームセンターのように高校生が多く集まるところではない。



自分の惨めさを再確認しなきゃいけないなんてもう嫌だから、人から逃げて行動していることも多かった。
< 12 / 348 >

この作品をシェア

pagetop