俺の前では泣いてもいいよ。【修正中】
蒼太くんは、ちゃんと溶け込んでいるのに、また私だけが浮いている。私はいつも笑ってないから、ひとりだから浮いてるのだと思っていたのに、蒼太くんは笑わなくても溶け込んでいた。

きっとひとりで歩いていてもすんなり溶け込んでしまう存在で。じゃあ何がいけないのだろう。


素質?天賦?私が汚いから?純粋じゃないから?と、多くの疑問を抱えながら私は下を向いて、彼についていく。






「なあ」


………………。





「なあ、聞いてる?」
「え?」

「ここ、知ってる?」




顔を上げると、テレビやスマホニュースでも何度も取り上げられていたクレープ店があった。私のクラスの子は映えるからと言って、SNSに投稿していたお店だった。
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